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2025.06.17   スタッフブログ

【松濤】歩行不安が解消された父の話|転倒防止トレーニング体験談





【松濤】歩行不安が解消された父の話|転倒防止トレーニング体験談


※本記事は、理学療法士/パーソナルトレーナーの八幡 亮が監修しています。
リハビリ病院やオーストラリアのフィットネス業界での経験を持ち、高齢者の身体機能改善や自費リハビリに精通した専門家が、正確かつ実践的な情報をお届けします。

【松濤】歩行不安が解消された父の話|転倒防止トレーニング体験談

はじめに

高齢になると、歩行時のふらつきや転倒リスクが徐々に高まってきます。東京都渋谷区・松濤に暮らす私の父も例外ではありませんでした。今回は、父が転倒防止を目的に始めた理学療法士による出張トレーニングの体験談を通じて、同じような悩みを持つご家族の参考になる情報をお届けします。

歩行不安を感じたきっかけ

父は今年で82歳になります。これまで大きな病気もなく元気に過ごしていましたが、最近は「段差が怖い」「歩くとふらつく」と口にするようになりました。外出先で小さな段差につまずくことも増え、自宅の階段も不安がるようになりました。

加齢による筋力低下、バランス能力の衰え、そして活動量の減少が重なり、歩行不安が徐々に大きくなっていったのです。

家族の悩みと心配

家族として最も心配だったのは「転倒による骨折」でした。高齢者の骨折は寝たきりや要介護状態につながることも多く、父の生活の質(QOL)を守りたいという思いから、何か手を打たねばと考えるようになりました。

介護保険のサービスも検討しましたが、要介護認定には至っておらず、保険外の専門的なリハビリサービスを探し始めました。

転倒防止トレーニング導入のきっかけ

そんな時に出会ったのが、理学療法士による自費の出張トレーニングサービス「リオトレ」でした。国家資格を持つ理学療法士が自宅に来てくれるため、外出が難しい父にも安心して継続できると感じ、すぐに体験セッションを申し込みました。

理学療法士による初回評価とプラン作成

初回は担当の理学療法士トレーナーが丁寧に父の身体機能を評価してくださいました。

  • バランス能力検査
  • 下肢筋力テスト
  • 関節可動域の確認
  • 歩行パターンの観察
  • 既往歴と生活環境のヒアリング

父の場合は、特に大腿四頭筋・臀部筋群の筋力低下、足関節の柔軟性低下、姿勢の前傾が課題として挙げられました。これらを踏まえ、週1回・80分の訪問トレーニングプランが作成されました。

実際のトレーニング内容

毎回のセッションは以下のような流れで行われています。

① ウォーミングアップ

関節可動域を広げるストレッチと軽い体操で身体を温めます。

② 筋力トレーニング

  • 椅子からの立ち上がり練習
  • スクワット(サポートあり)
  • セラバンドを使った足部筋力トレーニング
  • ヒップリフトによる臀筋強化

③ バランス練習

  • 片脚立ち保持練習
  • バランスボードを使用した不安定面練習
  • 段差昇降運動

④ 歩行練習

理学療法士がマンツーマンで伴走しながら、安全な歩行フォームを確認・修正していきます。

⑤ クールダウン・セルフケア指導

その日の身体の状態を確認し、必要に応じて自宅での簡単なセルフストレッチを提案してくれます。

トレーニング開始からの変化と効果

開始から3ヶ月が経過した頃には、以下のような大きな変化が見られました。

  • 歩行スピードの向上
  • 歩幅が広がり、ふらつきが減少
  • 段差への不安が減り、自信を持って歩けるように
  • 趣味の散歩再開
  • 外出意欲の向上

父自身も「以前は足が前に出にくかったけど、今は歩くのが楽しくなった」と嬉しそうに話しています。家族としても大きな安心感を得ることができました。

出張トレーニングに励む高齢者の男性

理学療法士の専門的視点から

高齢者の転倒予防において重要なのは、単なる筋トレではなく、筋力・柔軟性・バランス・歩行パターンを総合的に評価し、個々の身体状態に合わせたプログラムを組むことです。

理学療法士は医療知識に基づき、既往歴や疾患リスクも考慮しながら安全な指導ができるため、高齢者にも安心して取り組んでいただけます。

なぜ訪問型サービスが高齢者に適しているのか

  • 移動負担がなく継続しやすい
  • 住環境に合わせたリスク評価ができる
  • その場で福祉用具や家具配置の助言が可能
  • マンツーマンで集中指導が受けられる

特に松濤のような高級住宅街では、ご自宅の環境を最大限に活かしたトレーニングが可能であり、理学療法士の訪問サービスは非常に相性が良いと感じています。

これから転倒予防を考えるご家族へ

「まだ転んでいないから大丈夫」と思われるかもしれませんが、転倒は予防が最も重要です。転倒してからでは遅く、予防介入によって寝たきりリスクを大幅に下げることができます。

実際に父のケースでも、早期の介入により「歩く楽しさ」「自信」「生活の質」を取り戻せたと実感しています。ぜひ迷われている方は一度、理学療法士による専門的な評価を受けてみてください。

当サービスのご案内|理学療法士による出張パーソナルトレーニング

当社「リオトレ」では、理学療法士が直接ご自宅に訪問し、個々の状態に合わせた安全かつ効果的なプログラムをご提供しています。以下の特徴があります。

  • 国家資格保有者による安心指導
  • ご家族との密な情報共有
  • 完全マンツーマンでの80分セッション
  • 柔軟なスケジュール調整
  • 高齢者専門の実績多数

松濤エリアをはじめ、渋谷区・港区・世田谷区など広域に対応しております。初回体験セッションも受付中ですので、お気軽にご相談ください。

お問い合わせ・ご予約はこちら: リオトレ公式サイト

よくあるご質問(Q&A)

Q. 転倒予防のためには何歳から始めた方が良いのでしょうか?

A. 転倒リスクは60代後半から徐々に高まると言われていますが、明確な年齢制限はありません。身体機能の低下を感じ始めた段階で早めに始めることが重要です。

Q. 出張トレーニングは週にどのくらいの頻度が理想ですか?

A. 初期段階では週1回〜2回をおすすめしています。無理なく継続できる頻度が最も効果的です。

Q. 現在特に大きな痛みや症状はないのですが、受ける意味はありますか?

A. はい、十分に意味があります。痛みが出る前の段階から開始する予防リハビリは将来の寝たきりリスクを大幅に下げます。

Q. 理学療法士とパーソナルトレーナーの違いは何ですか?

A. 理学療法士(PT)は国家資格を有し、医療的視点からリハビリ・運動療法を提供します。既往歴・疾患リスクも安全に考慮可能です。

Q. 自宅のスペースが狭いのですが対応可能ですか?

A. はい。2〜3畳程度のスペースがあれば十分実施可能です。理学療法士が環境に合わせたプログラムを設計します。

Q. 介護保険とは併用できますか?

A. 当サービスは自費サービスのため介護保険とは独立しています。併用も可能ですのでご安心ください。

【監修者プロフィール】

八幡 亮(やわた りょう)
国家資格:理学療法士(PT)

RioToRe代表。
回復期リハビリテーション病院に4年間従事した経験を持ち、整形外科疾患・脳血管疾患・内部疾患など幅広い症例に対応。その後はオーストラリアに渡りパーソナルトレーニングと指圧マッサージセラピストとして活躍。現在は高齢者専門の予防医療を専門に、訪問型のパーソナルトレーニング・自費リハビリのサービスを提供している。

理学療法士トレーナー/八幡亮

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