こんにちは、RioToReの理学療法士の八幡です。
今回の記事では変形性股関節症の原因や症状、その対処法をについて解説していきます。
変形性股関節症は、関節軟骨の減少や変形によって引き起こされる慢性的な関節疾患の1つです。
※慢性的な関節疾患で多いとされる変形性膝関節症についての記事はこちら→変形性膝関節症の原因と治療法
変形性股関節症に対して正しく理解し適切な対処に繋げて頂ければと思います。
変形性股関節症の原因
1. 老化
加齢に伴い、関節の軟骨は摩耗し、変形する傾向があります。
2. 関節への過度な負担
長期間にわたる過度な身体活動や重い負荷、または関節への怪我や外傷が変形性股関節症のリスクを増加させます。
3. 遺伝的な要因
遺伝子の影響も変形性股関節症の発症に関与している可能性があります。
4. 性別
女性は男性よりも変形性股関節症にかかりやすいとされています。
5. 関節の異常な形状
先天的な関節の形状の異常があると、股関節の軟骨が正しく機能せず、変形が進む可能性があります。
これらの要因が複合的に影響し、変形性股関節症が発症することがあります。個々の症例は異なるため、正確な診断と適切な治療計画が必要です。
変形性股関節症の症状
次に変形性股関節症の具体的な症状について解説していきます。
1. 痛み
股関節やその周囲での慢性的な痛みが一般的です。特に運動や長時間の活動後に増悪することがあります。
2. こわばり
股関節がこわばり、運動が制限されることがあります。
3. 腰や鼠径部の痛み
股関節の問題が腰や鼠径部にも放射痛することがあります。
4. 歩行の変化
歩行時に痛みや不自由さが現れ、歩行パターンが変わることがあります。
5. 筋力の低下
関節周囲の筋肉が弱まり、力強いサポートが欠如する可能性があります。
6. 関節の腫れ
炎症が生じ、関節が腫れることがあります。
これらの症状が患者によって異なる程度で現れ、進行することがあります。変形性股関節症の診断は医師による詳細な検査と画像診断が必要です。治療は症状の軽減や機能の改善を目指すものであり、患者の状態に合わせた個別のアプローチが取られます。
変形性股関節症の対処法
次に変形性股関節症に対する具体的な治療、アプローチ法について解説していきます。
変形性股関節症の治療は、症状の程度や患者の状態によって異なります。
1. 運動療法
運動は関節の動きを改善し、周囲の筋肉を強化するのに役立ちます。柔軟性向上や筋力トレーニングが含まれます。
2. 体重管理
過体重がある場合、体重の適切な管理が症状の軽減に寄与します。減量が推奨されることがあります。
3. 薬物療法
痛みや炎症の管理のため、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や痛み止めが処方されることがあります。
4. 補助具の使用
杖や歩行器などの補助具が歩行時の負担を軽減するのに役立ちます。
5. 温熱療法や冷却療法
関節周辺の炎症や筋肉の緊張を和らげるために温熱や冷却を利用することがあります。
6. 手術
重度の場合や他の治療が有効でない場合、人工股関節の手術が検討されることがあります。
治療計画は患者の個別の状態に基づいて立てられるべきであり、医師の指導のもとで適切なアプローチが選択されます。
理学療法士による出張トレーニング/リハビリがおすすめ
変形性股関節症は適切な運動療法とケアによるリハビリが必要不可欠になります。
歩行や日常生活動作を安定させる為に筋力トレーニングに励むことはとても大切なことですが、間違ったフォームで行ったり、ケアを怠ることで症状が悪化してしまうケースも珍しくありません。
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