リハビリ病院やオーストラリアのフィットネス業界での経験を持ち、高齢者の身体機能改善やパーソナルトレーニング、自費リハビリに精通した専門家が、正確かつ実践的な情報をお届けします。
高齢者 歩けない リハビリ|もう一度「自分の足で歩く」ために知っておきたい原因と改善の選択肢
「最近ほとんど歩けなくなってしまった」「立ち上がるのも不安で外出できない」──
こうした悩みは、高齢者ご本人だけでなく、ご家族にとっても大きな不安の一つです。
高齢者が「歩けない」と感じる背景には、単なる加齢だけでなく、筋力低下・姿勢の崩れ・バランス機能の低下・過去の病気やケガなど、いくつもの要因が重なっています。本記事では、理学療法士の視点から「高齢者が歩けなくなる主な原因」と「リハビリによる改善の可能性」、そして自宅で受けられる出張リハビリという選択肢について詳しく解説します。
高齢者が「歩けない」と感じるようになる主な原因
高齢者の歩行能力が低下する原因は一つではありません。多くの場合、以下の要素が複合的に影響しています。
筋力低下(特に下半身)
太もも・お尻・ふくらはぎの筋力は、歩行や立ち上がりを支える重要な役割を担っています。加齢や活動量の低下によりこれらの筋肉が弱くなると、足が前に出にくくなり、歩くこと自体が怖く感じられるようになります。
姿勢の崩れ
猫背や前かがみ姿勢、骨盤が後ろに倒れた状態が続くと、身体の重心が不安定になり、少し歩いただけでもふらつきやすくなります。姿勢の崩れは、歩行能力の低下と密接に関係しています。
バランス機能の低下
高齢になると、足裏の感覚や身体の揺れを感じ取る能力が低下しやすくなります。その結果、段差や方向転換の際に対応しづらくなり、「転びそう」という不安から歩行を避けてしまうケースも多く見られます。
病気・ケガの影響
脳卒中後の後遺症、骨折後の安静期間、変形性関節症、脊柱管狭窄症などが原因で、一時的に歩行量が減ると、その後の筋力低下が進み「歩けない状態」に近づいてしまうことがあります。
「もう歩けない」と諦める前に知ってほしいこと
「高齢だから仕方ない」「一度歩けなくなったら戻らない」と思われがちですが、実際には適切なリハビリを行うことで、歩行能力が改善するケースは少なくありません。
重要なのは、今の身体の状態を正しく評価し、「どこが原因で歩きづらくなっているのか」を明確にすることです。筋力なのか、姿勢なのか、動作のクセなのかによって、必要なリハビリ内容は大きく異なります。
高齢者の歩行改善におけるリハビリの役割
リハビリの目的は、単に筋肉を鍛えることだけではありません。
- 安全に立ち上がれるようになる
- ふらつかずに数歩歩けるようになる
- 日常生活で必要な動作を取り戻す
こうした「生活に直結する動作」を一つずつ積み重ねていくことが、歩行改善への近道です。
自宅で受けられる「出張リハビリ」という選択肢
歩けない状態の高齢者にとって、リハビリ施設やジムへ通うこと自体が大きな負担になる場合があります。外出が難しい、移動中の転倒が心配、体調の波が大きい──こうした理由から、リハビリを継続できない方も少なくありません。
そこで注目されているのが、理学療法士がご自宅へ伺う「出張リハビリ・出張パーソナルトレーニング」です。自宅という慣れた環境で行うことで、安心感が高く、日常生活に直結した動作練習が可能になります。
リオトレの出張サービスが選ばれる理由
リオトレでは、高齢者の歩行改善・リハビリを専門とした出張パーソナルトレーニングを提供しています。国家資格を持つ理学療法士が、一人ひとりの身体状況を丁寧に評価し、無理のない範囲でリハビリを進めます。
特徴は以下の通りです。
- ご自宅で安全にリハビリができる
- 歩行・立ち上がりなど生活動作に特化
- 体調やその日の状態に合わせた柔軟な対応
- ご家族への説明・共有も丁寧に実施
実際の成功事例①|80代女性・外出を諦めていたケース
80代女性。数年前の転倒をきっかけに外出が減り、家の中でも歩く距離が短くなっていました。「もう一人では歩けない」と感じていた状態から、出張リハビリを開始。
最初は立ち上がり練習と数歩の歩行からスタート。2ヶ月後には、家の中を安定して歩けるようになり、3ヶ月後には近所への買い物にも挑戦できるようになりました。

実際の成功事例②|70代男性・筋力低下による歩行困難
70代男性。病気による入院後、筋力が大きく低下し「足が前に出ない」と訴えていました。自宅での出張リハビリを継続し、太もも・お尻を中心とした筋力トレーニングと歩行練習を実施。
1ヶ月ほどで立ち上がりが安定し、3ヶ月後には散歩を再開。「歩ける自信が戻った」とご本人・ご家族ともに安心されたケースです。

実際の成功事例③|90代女性・歩行器からの卒業を目指して
90代女性。屋内でも歩行器が必要な状態でしたが、姿勢調整とバランス練習を中心に出張リハビリを実施。無理に歩行器を外すのではなく、安全を最優先に段階的に進めました。
結果として、屋内では歩行器なしでの移動時間が増え、日常生活の自立度が向上しました。

歩けない状態から一歩を踏み出すために
高齢者が歩けなくなると、「転んだらどうしよう」「迷惑をかけたくない」という心理的な不安も強くなります。その不安を無視して無理に歩かせることは逆効果ですが、正しいリハビリを行えば、小さな変化を積み重ねることは十分可能です。
リオトレでは、「できることを一つずつ増やす」ことを大切にし、ご本人とご家族の不安に寄り添いながらサポートを行っています。
まとめ|高齢者の「歩けない」はリハビリで変えられる可能性がある
高齢者が歩けなくなる背景には、筋力低下・姿勢の崩れ・バランス機能低下など、明確な理由があります。そして、それらに対して適切なリハビリを行うことで、歩行能力が改善するケースは多く存在します。
「もう歩けない」と諦める前に、まずは今の状態を正しく知ること。そして、安全な環境で無理のないリハビリを始めることが大切です。自宅で受けられる出張リハビリという選択肢も含め、最適な方法を検討してみてください。
【監修者プロフィール】
八幡 亮(やわた りょう)
国家資格:理学療法士(PT)
RioToRe代表。
回復期リハビリ病院にて4年間、脳血管疾患や整形外科術後の患者を含む2,000人以上の症例を担当。その後オーストラリア・シドニーでパーソナルトレーナー/指圧マッサージセラピストとして活動。
現在は東京を拠点に、理学療法士トレーナーによる高齢者専門の出張型パーソナルトレーニング・自費リハビリ「RioToRe」を運営。企業の健康経営サポートや講演活動も行い、最新のリハビリ知見を活かしたサービスを提供している。
<メディア出演>
テレビ東京「なないろ日和」出演
雑誌・Webメディアにて健康記事を多数監修

